拡張子 | .dxf |
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MIMEタイプ | image/vnd.dxf |
開発者 | オートデスク |
初版 | 1982年12月 |
最新版 | u28.1.01 (2013年3月[1]) |
種別 | コンピュータ支援設計 |
ウェブサイト | DXF形式 |
DXF (英: Drawing Exchange Format) は、コンピュータ支援設計で使われる図面用のフォーマットの1種であり、2次元および3次元の形状をベクター形式で表現する。
DXFはオートデスクの"AutoCAD"における異なるバージョン間のデータ互換を目的として策定された。
内部仕様が公開されているため、多くのCADエディタで扱われるようになり、クロスプラットフォームで動作するビューアーも存在する。また、仕様の解説書籍[2][3][4][5]も市販されている。当然ながら、プログラミングの知識が有れば、ユーザーがDXF形式を取り扱うソフトウェアを独自に作成することも可能である。しかし、その仕様に起因して各版ごとのデータ構造の差異を吸収できないため、各々のCADソフトウェアがすべての版まで対応しきれない場合も多い。
大半の3DCGソフトウェアにおいてはポリゴン形状データの汎用フォーマットとしてサポートされているが、UVマッピングなどの質感情報が授受できない点から、最近はWavefront obj形式や3ds Max形式などが用いられることが多い。
DXFは以下のようにR12以前[6]とR13以後[7]で異なる構造を有する。
バージョン | HEADER | CLASSES | TABLES | BLOCKS | ENTITIES | OBJECTS | THUMBNAILIMAGE |
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R12以前 | システム・図面情報 | NA | 線種・レイヤー・スタイルなど | ブロック図形 | 図形要素各種 | NA | NA |
R13以後 | C++ライブラリ | GROUP・MLINE |