pwd (ピーダブリューディー、print working directory[1][2][3][4][5]) は、カレントディレクトリのフルパスを出力する UNIX系 OS のコマンドである。
ユーザーはこのコマンドを実行することで、現在どのディレクトリで作業中なのかを知ることができる。
このコマンドは、cdコマンドなどと違い getcwd(2) 等のシステムコールを利用することで実装可能なため、組込みコマンドにする必要性は無いが、sh や Bash などの一部のシェルでは組込みコマンドとなっている。
また、MS-DOS や Windows のシェル(COMMAND.COMやcmd.exe)では、cd コマンドを引数なしで実行することで同様の機能を利用可能である。
POSIXでは、pwdコマンドには下記のようなオプションがある[6]。(シェル組込み版があるシェルを使っている場合、これを使うには一般に何らかの方法で、外部コマンド版を実行するようにしなければならない)