less
X端末上で動作するless
作者 Mark Nudelman
最新版
Lua エラー モジュール:Wd 内、2009 行目: attempt to concatenate a nil value / 12 8月 2023
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C
プラットフォーム クロスプラットホーム
サポート状況 開発中
種別 ユーティリティソフトウェア
ライセンス GPLBSDライセンス
公式サイト http://www.greenwoodsoftware.com/less/
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less(レス)は、Unix系のシステムにおいて、テキストファイルの内容を閲覧するために用いられるプログラム(ページャ)である。moreに似ているが、前方向だけでなく後方向にもスクロールできるよう拡張されている。

使用法

構文は次の通りである。

less [options] <file_name>

lessはオプションを指定することで振る舞いを変えることができる。例えば、スクリーン上に表示する行数などである。これらのオプションはシステムによって異なる可能性がある。閲覧中にはさまざまなコマンドが利用できるが、これらのコマンドはmoreviのものに基づいている。インクリメンタルサーチによるパターン検索も可能である。

デフォルトでは、lessはファイルの内容を標準出力に書き出す。出力が端末以外のものにリダイレクトされた場合、例えばパイプによって別のコマンドに渡された場合、lesscatコマンドのように振舞う。

作者・著作権他

less1983年にMark Nudelmanによって書かれ、2012年現在はGNUプロジェクトの一部となっている。大抵のオープン・ソースに基づくUNIX系システムには含まれているユーティリティである。

日本語への対応

オリジナルのlessはそのままでは日本語を表現するために広く用いられていたISO-2022-JP(JISコード)、EUC-JPShift_JISを正しく表示することができなかった(ただし オリジナルのバージョン346以降はUTF-8の表示への対応を謳っている[1])。

これに対処するためKazushi (Jam) Marukawaらがオリジナルのソースに対するパッチを制作した。パッチを適用したコマンドはjlessと呼ばれており、上記の複数の漢字コードの自動認識、自動変換に対応している。これは日本国内において広く受け容れられ、FreeBSD ports collectionにも含まれている[2]。またMicrosoft Windowsにも移植されている。しかしながらjlessには以下のような問題もある。

jlessの問題点

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Nudelman, Mark (1999年11月5日). “Less version 346” (英語). 2011年4月1日閲覧。
  2. ^ Port description for japanese/less”. FreeBSD Project(freebsd.org) (1995-2011). 2011年4月1日閲覧。

  1. ^ Web Archiveされたものが残っている。Kazushi (Jam) Marukawa (2006年2月24日). “Jam less (jless)”. 2011年4月1日閲覧。
  2. ^ NARITA Tomio. “LV Homepage”. 2016年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月10日閲覧。

外部リンク

この記事は英語版ウィキペディアにある同じ項目の記事21:04, 20 October 2006の版から翻訳された記事である。