MP3008 | |
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種類 | 短機関銃 |
製造国 | ドイツ国 |
年代 | 1940年代 |
仕様 | |
口径 | 9mm |
銃身長 | 196mm |
使用弾薬 | 9mmパラベラム弾 |
装弾数 | 32発 |
作動方式 |
シンプル・ブローバック方式 オープンボルト |
全長 | 760mm |
重量 | 3180g |
発射速度 | 約450発/分 |
銃口初速 | 365m/秒 |
有効射程 | 100m |
歴史 | |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
MP3008は、ナチス・ドイツにより第二次世界大戦末期に製造された短機関銃である。 Gerät Neumünster (ゲレート・ノイミュンスター、「ノイミュンスター機材」])又はVolksmaschinenpistole (フォルクス・マシーネン・ピストーレ、「国民短機関銃」)とも称された。
第二次世界大戦末期、ドイツは東からのソ連軍、西からのアメリカ・イギリス軍の侵攻に対処するために急遽編制した国民突撃隊への可及的速やかな火器供給を迫られていた。しかし連合軍の執拗な空襲による軍需工場の破壊・損傷と長年の戦争による人的資源の枯渇によって工業生産力が大幅に低下していたため、可能な限り構造が単純でドイツ軍の主力短機関銃であるMP40より生産性の高い銃器が求められていた。そこで注目されたのが、イギリス製のステンガンである。ステンガンは生産性を極限まで追求して設計されており、極めて安価かつ短時間で製造が可能で、それ以前にも(おそらく謀略工作用に)ゲレート・ポツダムの名でステンMk.IIの完全な模倣品が製造された経緯があった。
MP3008は前述のとおりステンMk.IIをモデルにしているが、外見上はマガジン(MP38/MP40用を流用)が下側(ステンガンは銃口から見て右側)に装着されていることで見分けがつく。バレルシュラウドと銃身を取り外すことはできなくなった。
1944年11月から生産が開始されたが、戦争末期の工業施設と交通インフラの破壊、資源不足の影響により、発注数100万挺に対して実際の総生産数は1万挺の半分にも満たない程度とみられている(MP38/MP40の総生産数は約100万挺、ステンガンの総生産数は資料にもよるが320万~470万挺)。 2006年にドイツのHZA Kulmbach GmbHによってレプリカモデルBD 3008が発売された。
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