M462 Abir | |
基礎データ | |
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全長 | 5.03m |
全幅 | 2.04m |
全高 | 2.1m |
装甲・武装 | |
機動力 | |
速度 | 110km/h |
エンジン |
GM 6,500cc 4ストローク水冷ディーゼル 170hp |
懸架・駆動 | リーフスプリング式、四輪駆動 |
行動距離 | 600km |
出力重量比 | 36.2hp/t |
データの出典 | http://weaponsystems.net |
M462 Abirは、イスラエルのオートモーティブ・インダストリーズ社(AIL社)によって開発された、四輪駆動の中型軍用車である。同じAIL社によって開発され、1970年-1993年までイスラエル国防軍(IDF)によって使用された、M325 ヌンヌン の後継車両である。1980年代中頃より、M325からの更新が開始された。Abirは、ヘブライ語で騎士(Knight)を意味する語である。
M462 Abirは、M325の後継車種で、車体レイアウトは非常に良く似ているが、全体的にわずかに小型化されており、一方で、エンジン出力は大幅に強化されている。1,800kgの積載能力を持ち、いくつかの派生型が運用されている。
M462は、1980年代に運用が開始され、現在も現役である。しかし、派生型を含め、本格的な装甲戦闘車両では無いため、例えばレバノン南部などの敵対勢力支配地域に侵入して行われるような軍事作戦ではあまり積極的に使用されておらず、イスラエル国内でのパトロールなど、比較的危険性の少ない任務で使用されている。そのためメディアなどへの露出もあまり多くないようである。
近年になって、装輪式の輸送車にもより高い防御能力が要求されるようになり、完全に装甲化されたZeev装輪装甲車が開発され、M462とあわせて実戦配備された。M462はM325と同様、南米やアフリカなどの数ヶ国に輸出されている。
この他、M40 106mm無反動砲を搭載した車両や、消防車型なども存在する。