種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒549-8585 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1番地 エアロプラザ3階 北緯34度26分11.2秒 東経135度14分32.2秒 / 北緯34.436444度 東経135.242278度座標: 北緯34度26分11.2秒 東経135度14分32.2秒 / 北緯34.436444度 東経135.242278度 |
本店所在地 |
〒549-8585 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地 北緯34度26分16秒 東経135度14分38秒 / 北緯34.43778度 東経135.24389度 |
設立 |
2011年2月10日 (A&F・Aviation株式会社) |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 7120101047384 |
事業内容 | 航空運送事業(国内線・国際線) |
代表者 | 大橋一成(代表取締役CEO) |
資本金 | 1億円[1] |
売上高 |
|
営業利益 |
|
経常利益 |
|
純利益 |
|
純資産 |
|
総資産 |
|
従業員数 | 1,870名(2024年6月1日現在、派遣社員・出向者を除く)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
|
外部リンク |
www |
| ||||
法人番号 | 7120101047384 | |||
---|---|---|---|---|
設立 | 2011年2月10日 | |||
ハブ空港 |
関西国際空港 成田国際空港 中部国際空港 新千歳空港 仙台空港 福岡空港 那覇空港 | |||
マイレージサービス | なし | |||
会員ラウンジ | なし | |||
親会社 | ANAホールディングス | |||
保有機材数 | 40機(2023年3月現在) | |||
代表者 | 大橋一成(代表取締役CEO)[4] | |||
外部リンク |
www |
Peach Aviation株式会社(ピーチ アビエーション[5]、登記上の商号: Peach・Aviation株式会社[6]、英: Peach Aviation Limited[7])は、大阪府泉南郡(関西国際空港内)に本社を置く日本の格安航空会社(LCC)。ブランド名はPeach(ピーチ)。成田国際空港や関西国際空港などを拠点とする。ANAホールディングスの連結子会社。
成田国際空港を拠点とするジェットスター・ジャパン(日本航空グループ)とともに日本を代表するLCCで、2019年10月に同じANAグループのLCCであったバニラ・エア(Peach Aviationの完全子会社)と経営統合したことにより、日本国内では最大規模を誇るLCCに成長した。
2011年2月10日、A&F・Aviation株式会社として設立され[8]、5月24日にPeach・Aviation株式会社に商号変更した[9]。
当初は全日本空輸(当時)と香港の投資会社「ファーストイースタン・インベストメントグループ(FE, First Eastern Investment Group 第一東方投資集団)」の共同事業として計画され[10]、産業革新機構(官民出資の投資ファンド)が資本参加している[11]。出資額の総計は資本金と準備金をあわせて約150億円(2011年11月30日時点)[12]で、就航開始後3年目での黒字化を目指すとしていた[13]。
2レターコード"MM"は、ピーチの和訳である「桃(MoMo)」、3レターコード"APJ"は「Air Peach Japan」に由来する[14]。
桃色と紫色の中間色のフーシア色を基調にしたデザインや、機内アナウンスで関西弁などの方言が使われることもある[15][16]のが特徴的である。
トータル・ブランディングはシー・アイ・エーが担当し[9]、また、アドバイザーとしてライアンエアーの元会長パトリック・マーフィー(Patrick Murphy)を迎えている[17]。
Peachの大株主であるファーストイースタン・インベストメントグループの会長である諸立力は、2016年9月に「現在のピーチ・アビエーションの企業規模であれば、単独での上場が可能」との見解を示し、具体的な計画はこれからだとしつつ、香港または日本の市場への新規上場による株式公開の実施を検討すると公表した[18]。
2017年4月13日、筆頭株主のANAホールディングスは、産業革新機構とファーストイースタンから一部株式を取得して出資比率を67%に引き上げ、連結子会社化した[注釈 1][23][24]。2018年4月には、ANAホールディングスの出資比率を77%に引き上げる[3]。ANAグループの各社とはコードシェアやマイレージサービスの連携などは行っていないが、グランドハンドリングの委託[25]や乗務員の訓練[26]など、多方面においての協力関係がある。なお、その後、2021年8月27日より国内線の一部便にてANAとコードシェアを開始した。
2018年3月22日、同じANAホールディングス傘下のバニラ・エアと統合することを発表[27]、翌2019年11月1日付で統合を完了した[28](合併ではなく、統合後の旧バニラ・エアは別途清算されている)。
機体のデザインは、ニール・ディナーリによるものである[85]。
当面はオペレーショナルリースにより、ナローボディジェット機(エアバスA320-200)10機についてメーカーとの導入覚書を締結しており[86]、2011年11月4日に初号機(JA801P)を受領[87]。2013年6月時点ではこのうち9機を受領、残りの1機については2013年夏季[88]に受領をした。なお、発足当初就航開始後5年以内に16機まで増強する計画[13]とし、ほか、CEOのインタビューでは2016年度までに16機から20機まで保有機数を増加させることが目標である旨を発言[89]していたが、2012年12月時点で2013年下期から2015年下期までに7機を導入し17機体制を確立する予定[90]とした。
2013年3月に SMBC Aviation Capital と2013年12月より2015年11月までの間に、エアバスA320-200シリーズ(A320-214) 7機の供給を受けるリース契約を締結した[91]。
機内の座席は4号機(JA804P)から薄型のものに変更されている。
2013年7月30日に特別デザイン機としてまず8号機と9号機が期間限定でマルチクリエーターの内藤ルネのキャラクターをデザインしたラッピング機を投入、後日7号機も同デザインを施した。
2013年9月11日には篠田麻里子とのコラボレーションを発表し、9月28日には会社として公認のCA(CompanyAmbassador)として限定的に定期便に搭乗する事と特別デザイン機を期間限定で運航すると発表し、後日愛称を公募で「MARIKO JET」として5号機に特別デザインが施された。
10号機については、同年4月に仙台線が就航したことを記念し、機体の愛称を東北地方の小中学生から公募した結果、「WING of TOHOKU」の愛称がつけられた[88]。
2015年に就航3周年にあたり井上慎一CEOは取材で今後の機材計画について、「2015年末で16機から17機」と述べた。長距離路線で燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」については、「環境を見ながら適切な意思決定をしていく。われわれが目指すのは、コストがあがらない工夫。その1点だ」と語り、「シャークレット導入が有効であるなら採用する。コストが上昇するのに、盲目的には採用しない」との見解を語った[92]。
2015年6月16日パリで開催されたパリ航空ショーにおいて、3機のエアバスA320-200を購入する契約をエアバス社と締結し、2016年以降順次受領し、2017年度末までに20機体制での運航を目指すと発表。これまでの17機(導入予定含む)についてはリースにて調達していたが、今回の3機が初めての自社購入での調達となる[93]。
2015年11月現在、17の機材のうち15機を5社からオペレーティングリースで調達しており、2機については当初オペレーティングリースでの調達であったが、現在は終了し自社保有となっている。
2016年9月13日、井上CEOは2020年までに現在の17機の態勢から35機〜40機に増やしていく事を明らかにした[94]。
2016年11月18日、10機のエアバスA320neoと3機のA320ceoを購入する契約をエアバス社と締結し、2019年夏までにA320neo初号機を受領、既存のA320ceo18機を更新すると発表した。A320neoの導入は日本のLCCでは初となる。3機のA320ceoは2018年度中に全機受領し事業拡大に使用する。井上CEOは「A320neoはピーチに高い競争力をもたらす」と述べ、機材数は2020年に35機以上、将来的には100機体制を目指す考えを示した。[95][96][97]
2017年7月、国土交通省航空局に機体記号の予約登録が「JA850P」まで2017年7月に申請されている[98]。
2018年7月17日に、2016年11月契約された、10機のA320neoの発注のうち、2機がA321LRに変更される。[99]
2019年1月29日、親会社ANA HDはANAグループのLCC事業を担うPeachの成長を支える主力機材として自社発注とは別にA320neo18機も追加発注する[100]。
2019年6月18日、自社発注分neo、LRの搭載エンジンを同社運用ceoと同じメーカーのCFMインターナショナルのLEAP-1Aエンジン導入契約を締結[101]。
2019年にバニラ統合によるバニラ運用機移籍に際して、対象機は塗装変更及び内装、操縦機器などをピーチ仕様に改装するため、一時リース会社に返却されエアバス・グループ系の整備会社にて数か月間整備のため運用を離れることとなり、統合に伴う運休が発生していて、バニラ運用15機中12機を同年度内に改修、残り3機はANA返却を予定している[102]。
2020年8月日本初CFM LEAPエンジンを装備したA320neoが仏トゥールーズで初飛行し、9月26日に引き渡され、9月29日に関西空港に到着した[103]。
2021年12月8日、日本初エアバスA321LR(JA902P)を受領。同月20日に関西国際空港に到着し、当初2022年2月からの路線投入を予定していたが冬季降雪などによる機材運用に余裕を持たすため同月28日から就航した。今後5機を受領予定である。[104][105][106][107]
Peach Aviationの運用中機材一覧(2024年現在[108])[109] | ||||
---|---|---|---|---|
型式 | 機体記号 | 製造番号 | 受領日 | 備考 |
エアバス A320-214 | JA818P | 7370 | 2016年10月28日 | |
JA819P | 7701 | 2017年06月21日 | ||
JA820P | 7971 | 2017年12月01日 | 大阪・関西万博誘致の特別塗装機「HONA IKOKA!」号(2018.05-2018.12)[110] | |
JA821P | 8396 | 2018年07月23日 | ||
JA822P | 8504 | 2018年12月18日 | ||
JA823P | 8646 | 2018年12月19日 | ||
エアバス A320-214WL | JA824P | 8835 | 2019年03月22日 | バニラ発注、リクライニング固定(プレリクライニング)シート[111] 成田市制施行70周年記念の特別塗装機「うなりくんジェット」 |
エアバス A320-214 | JA825P | 8847 | 2019年04月15日 | リクライニング固定(プレリクライニング)シート 「映画バービー号」(期間限定2023.07-11) |
JA826P | 8892 | 2019年09月17日 | リクライニング固定(プレリクライニング)シート back numberジェット(期間限定2023.03.10-10.10) | |
JA827P | 8986 | 2019年06月07日 | リクライニング固定(プレリクライニング)シート
「ひろがるスカイ!プリキュア」特別塗装機(期間限定2023.03.03-2024.01.30) | |
JA828P | 9081 | 2019年07月22日 | リクライニング固定(プレリクライニング)シート 太平電業特別塗装機 | |
エアバスA320-214WL | JA10VA | 7411 | 2019年11月15日 (2016年10月30日) |
バニラ移管、2019年8月2日一時リース返却、登録F-WHUS変更、改修 |
JA11VA | 7426 | 2019年12月17日 (2016年12月16日) |
バニラ移管、2019年9月13日一時リース返却、登録F-WHUT変更、改修 | |
JA12VA | 7543 | 2020年12月02日 (2017年02月23日) |
バニラ移管、2019年12月6日一時リース返却、登録F-WXAJ変更、改修 | |
JA13VA | 7816 | 2019年09月20日 (2017年08月10日) |
バニラ移管、2019年4月22日一時リース返却、登録F-WHUV変更、改修 「OSSAN'S LOVE JET」特別機(期間限定2019.11-12) | |
JA14VA | 7966 | 2020年01月09日 (2017年12月15日) |
バニラ移管、2019年9月27日一時リース返却、登録F-WXAF変更、改修 | |
JA15VA | 8125 | 2020年02月17日 (2018年03月20日) |
バニラ移管、2019年10月25日一時リース返却、登録F-WXAH変更、改修 | |
エアバスA320-251N | JA201P | 10131 | 2020年09月26日 | 初期導入A320ceoと順次入れ替え、リクライニング固定(プレリクライニング)シート |
JA202P | 10279 | 2021年04月25日 | ||
JA203P | 10356 | 2021年01月11日 | ||
JA204P | 10392 | 2021年01月19日 | ||
JA205P | 10411 | 2021年04月22日 | ||
JA206P | 10591 | 2021年10月19日 | ||
JA207P | 10502 | 2022年03月08日 | ||
JA208P | 10774 | 2022年03月29日 | ||
JA209P | 11024 | 2022年10月20日 | ||
JA210P | 11284 | 2023年04月12日 | ||
JA211P | 11409 | 2023年07月06日 | ||
JA212P | 11495 | 2023年06月22日 | ||
JA213P | 11526 | 2023年11月21日 | ||
JA214P | 11586 | 2023年09月06日 | ||
JA215P | 11662 | 2023年10月11日 | ||
JA216P | 12037 | 2024年04月24日 | ||
JA217P | ||||
JA218P | 12064 | 2024年06月**日 | ||
エアバスA321-251NX | JA901P | 10458 | 2022年06月02日 | 2021年12月28日から主に国内幹線に就航、2022年後半以降は主に国際線で運航。 |
JA902P | 10628 | 2021年12月23日 | ||
JA903P | 10908 | 2023年01月06日 |
内訳は需要動向で変更の可能性あり(2024年現在[112])
Peach Aviationの退役機材一覧[113] | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
型式 | 機体記号 | 製造番号 | 受領日 | 退役日 | 退役後登録レジ | 備考 |
エアバス A320-214 | JA801P | 4887 | 2011年11月04日 | 2019年05月03日 | F-WXAP | 公募により「Peach Dream号」の愛称が付与されていた[114]。 |
JA802P | 4936 | 2011年12月17日 | 2019年09月02日[115] | F-WXAR | ||
JA803P | 5015 | 2012年02月21日 | 2019年10月25日 | F-WXAS | ||
JA804P | 5166 | 2012年06月19日 | 2020年03月13日 | F-WXAT | 二代目 内藤ルネ ラッピング機 (期間限定2015.03-2015.11) 扶桑社 新刊雑誌 Violetta×RUNE コラボ企画 | |
JA805P | 5304 | 2012年10月06日 | 2020年06月12日 | F-WTBF | 機体に篠田麻里子の顔写真を貼り付けた特別塗装機として「MARIKO JET」の愛称が付与されていた[116]。(期間限定2013.10-2014.05) 2018年3月24日朝福岡空港にて前輪2輪ともパンクしたため重大インシデント認定され当面調査及び整備のため一時運航休止除外[117][118]、修繕後復帰 | |
JA806P | 5384 | 2012年11月29日 | 2021年04月20日 | N203NV | ||
JA807P | 5440 | 2013年01月26日 | 2020年10月09日 | F-WXAV | 内藤ルネ ラッピング機 (期間限定2013.08-2013.10) | |
JA808P | 5540 | 2013年04月10日 | 2020年11月24日 | F-WXAW | 内藤ルネ ラッピング機 (期間限定2013.07-2014.07) | |
JA809P | 5640 | 2013年06月14日 | 2021年03月10日 | F-WXAY | 内藤ルネ ラッピング機 (期間限定2013.07-2013.12) | |
JA810P | 5724 | 2013年08月07日 | 2021年03月24日 | F-WXAZ | 公募により「WING of TOHOKU」の愛称が付与されている[119]。 | |
JA811P | 5874 | 2013年12月06日 | 2021年08月31日 | F-WXAR | かんぽ生命保険キャラクター「かんぽくん」を貼り付けた特別塗装機「かんぽくんJET」(期間限定2019.01-04)[120] | |
JA812P | 6004 | 2014年03月12日 | 2021年11月22日 | F-WXAS | 命名権により「わかやま紀州館 関西空港店号」と命名(期間限定2015.10.01-10.31)[121] | |
JA813P | 6107 | 2014年06月04日 | 2022年02月21日 | OE-LDI | ||
JA814P | 6335 | 2014年11月12日 | 2022年08月01日 | OE-IDD | ||
JA815P | 6640 | 2015年06月25日 | 2023年03月15日 | OE-ISQ | ケツメイシの写真を貼り付けた特別塗装機「KTMジェット」(期間限定2016.12-2017.08) | |
JA816P | 6674 | 2015年07月24日 | 2023年04月10日 | OE-IDS | 艦隊これくしょん -艦これ- ラッピング機(期間限定2017.05-10)[122]/内藤ルネ ラッピング機 (期間限定2018.04.25から約1年間)[123] | |
JA817P | 6824 | 2015年11月19日 | 2023年11月23日 | OE-IDT | フォルクスワーゲン ラッピング機(期間限定2016.11-2018.07) | |
エアバスA320-214WL | JA04VA | 6257 | 2019年07月17日 (2014年09月25日) |
2022年05月23日 | OE-IWW | バニラ移管、2019年4月19日一時リース返却、登録F-WHUE変更、改修 |
JA05VA | 6282 | 2021年02月09日 (2014年10月07日) |
2022年06月29日 | OE-IOL | バニラ移管、2019年12月13日一時リース返却、登録F-WXAK変更、改修 | |
JA06VA | 6320 | 2019年11月01日 (2014年11月03日) |
2022年11月21日 | OE-IBT | バニラ移管、2019年6月14日一時リース返却、登録F-WHUH変更、改修 | |
JA07VA | 6422 | 2020年03月04日 (2015年01月15日) |
2022年10月03日 | OE-IBS | バニラ移管、2019年10月18日一時リース返却、登録F-WXAG変更、改修 | |
JA08VA | 6447 | 2020年12月17日 (2015年02月05日) |
2022年10月24日 | OE-IBF | バニラ移管、2019年11月22日一時リース返却、登録F-WXAI変更、台湾にて改修 「バニラエア Fly Peach to AMAMI」特別機(期間限定2021.03.05-2022.10.06) | |
JA09VA | 7080 | 2020年02月03日 (2016年04月20日) |
2023年12月13日 | OE-IBJ | バニラ移管、2019年7月5日一時リース返却、登録F-WHUM変更、改修 |
2023年3月26日現在
※東京/成田 - 札幌/新千歳、福岡、沖縄/那覇線、名古屋/中部 - 札幌/新千歳、沖縄/那覇線の一部便は全日本空輸(ANA)とのコードシェア便[124]であったが、2022年10月30日以降の便はコードシェアを中止した[125]。
× | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 千歳 |
× | × | × | × | ○ | ○ | × | 仙台 | |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 成田 | ||
○ | ○ | × | × | × | 中部 | |||
○ | ○ | ○ | ○ | 関西 | ||||
○ | ○ | × | 福岡 | |||||
× | × | 奄美 | ||||||
× | 那覇 | |||||||
石垣 |
他
関西-女満別、釧路、新潟、長崎、宮崎、鹿児島
全日本空輸、ANA Cargoとの協業によって順次以下の航空貨物取り扱いを開始[126](一便あたり800kg制限、路線を限定して最大1500kgまで)
2024年5月現在。
将来の就航路線拡大構想については、代表取締役CEOの井上慎一がメディアへのインタビューや記念式典など折に触れて語っている。
2012年9月、同年度内に大阪/関西発着の中華人民共和国(中国)路線開設の意向を示した[127]。さらに福岡および沖縄/那覇発着の国際線にも関心を示しており、2013年に沖縄/那覇から中国およびベトナム路線、2014年に福岡から韓国および中国路線の開設を検討している[128]。
2012年10月に就航した関西 - 那覇の就航セレモニーでは、那覇空港を関西国際空港に次ぐ第2の拠点とするとしており、2013年度から同空港発着の国内線および国際線を展開していくとした。但し、同空港のLCCターミナル内にはCIQが設置されていないことから今後、設置を働きかけていくとしている[129]。
2013年1月、同年秋から那覇空港発着の国際線を開設する意向を示した。香港、台湾などを軸に検討するという[130]。
2013年2月、早ければ同年秋から就航予定の那覇空港発着国際線について、東南アジアを検討していることを明らかにした。タイのバンコクやベトナムのハノイ、ホーチミンを軸に調整していると言う[131]。
2013年6月、新石垣空港で行われた石垣線の就航記念セレモニーの際、2013年夏期受領予定の10号機をもって関西国際空港の駐機能力の限界に達することにふれ、改めて那覇空港を関西国際空港に次ぐ第2の拠点とする意向を示した[132]。
2014年1月21日に同年7月に就航する那覇 - 福岡線開設時に那覇空港に機材を1機常駐させハブ化運用を開始すると正式に発表した[133][134]。
2015年1月、一部報道で羽田空港国際線の深夜早朝発着枠を使用した台北線就航の報道が出て、国土交通省は申請は出されていないが個別案件には、有効的に活用できるかどうかという観点から検討すると太田昭宏国土交通大臣が会見で述べ羽田国際線就航の可能性が挙げられている[135]。
2015年2月10日に同年夏ダイヤから成田空港から札幌、福岡へ就航し、成田空港を関空、那覇に続く第3の拠点として機材を夜間駐機(ナイトステイ)できる拠点(ハブ)化を見据えて成田路線の拡充を進めると発表[136]。
2015年2月14日シンガポールで開催されたAviation Festival Asia 2015でマカオ国際空港が次期就航候補にマカオが含まれていると公表し、マカオ就航が検討されていると報道された[137]。
2015年2月に就航した那覇 - 香港の就航セレモニーで、那覇からの国際線新路線は、2015年度に計画していて、井上CEOは「那覇からホーチミンやハノイ、バンコク、クアラルンプール、シンガポールなどに就航したい」と述べ、片道約4時間以内で運航できる東南アジアの都市への国際線を拡大する考えを語った[138]。
2015年3月に、井上CEOは仙台空港を第三のハブ空港とし、2017年夏までに複数の国内線及び国際線に就航する計画を明らかにした[139]。
2016年9月14日に上海市内で井上CEOは中国東北部やベトナム・ミャンマー等の東南アジア方面へ就航していく意向を明らかにした[94]。
2016年10月20日、新千歳空港を第四のハブ空港として拠点化を発表した。中国や台湾・韓国への国際線や国内線、更には道内路線の開設を目指していく予定である[140]。
2017年10月10日、新潟県知事の米山隆一が井上を訪問し、関西ー新潟線の新規就航を要請した。要請会談は非公式であったが、米山によれば、井上からは前向きな反応があったしている。[141]
2017年12月6日、釧路市市長の蝦名大也が、定例記者会見でPeachが関西ー釧路線の2018年夏からの開設計画を持っていることを明らかにし、定着に向けて市としての支援を検討することを発表した。[142]この時点ではPeach側は特別なコメントを発表していなかったが、12月11日付けの日経新聞にて、井上が同新聞のインタビューで本路線の就航を認めた旨の内容が掲載された。[143]
2018年8月1日、同日開設された釧路線に関連して道東地区の自治体首長らがPeach本社を表敬訪問し、女満別への就航を要請した。この日は井上に変わり副社長の森健明が応じ、前向きな姿勢を見せていると報じられた。[144]
2020年10月21日、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は10月21日、中部空港(セントレア)へ就航すると発表した。12月24日から札幌(新千歳)線を1日2往復、仙台線を1往復運航する。中部では第1ターミナルを使用し、将来的にLCC専用の第2ターミナルへの移転も検討する。[145]
シンプルピーチ | バリューピーチ | プライムピーチ | |
---|---|---|---|
受託手荷物 | 有料 | 1個無料 | 2個無料 |
座席指定 | 有料 | 一部無料 | 無料 |
予約変更 | 有料 | 無料 | 無料 |
2017年11月現在[146]
座席販売については、インターネットによる予約、電話による「コンタクトセンター」での予約および、空港カウンターでの販売に区分され、それぞれ料金が異なっている。
受託手荷物については飛行距離に応じて4段階に区分けされ、路線ごとに料金が設定されており、1人5個まで(合計100kgまで)となる。また、座席指定については機内最前列「ファストシート」、2~5列目の全てと、12・13列の非常口座席で足元が広い「スマートシート」、14~30列目の窓側全席に設定される「プレジャーシート」、それ以外の「スタンダードシート」に区分され、それぞれ料金設定が異なっている。ファストシート利用時のみ手荷物を早く受け取るための目印タグがつく。
2021年5月18日から、ANAのマイレージから、ピーチポイントへの交換が可能となった。
※詳細は、公式サイトなどを参照。
原則として、飲料水を含めすべて有料である。
スナック菓子やパンなどは全路線で提供、ホットデリ(機内食)は大阪/関西 - 札幌/新千歳線・沖縄/那覇線ならびに国際線全線で提供している。ホットデリのメニューは2種類あり、季節ごとに入れ替えている[注釈 5]ほか、2013年の「秋メニュー」に入れ替えの際に千房の「お好み焼き」の販売を開始するなど、既存店との協業によるメニュー開発も行われている[164]。
単品での販売のほか、食事と飲料をセット購入することで割引となる「コンボメニュー」の設定もある[165]。また、当該機材の当日における最終運航便の場合は割引販売が実施されることがあるとされる[166]。
モデルプレーンやキーチェーンなどpeachオリジナルグッズの販売を行っているほか、地上交通のチケット販売に力を入れている。大阪/関西行の便では関西空港から大阪市内(難波駅)へ向かう南海電気鉄道の割引乗車券「Peach・なんばきっぷ」の販売も行っている[167]。その他、京都まで京阪電気鉄道、OCAT=鳥取の日本交通高速バスの乗車券、成田空港からの「THEアクセス成田」及び京成スカイライナーと東京メトロ+都営地下鉄の乗車券、新千歳空港から札幌市内のバス乗車券、九州内の空港からの九州旅客鉄道の各フリーきっぷ、ソウルの空港鉄道、香港中心部行の乗車券の扱いがある。
各空港とも、追加で手荷物を預ける際の決済はクレジットカードのみで、現金での支払いはできない。
以下、日本国内の航空機利用において一般的な事例と著しく異なるもの(当社または当社を含む格安航空会社固有の事例)について説明する。
2012年10月28日に供用を開始した格安航空会社向けターミナルの「第2ターミナルビル」[168][48]を利用している。同ターミナルは利用するpeachの意向により、過度な設備を排するなど建設費の低減を重視した構造となっており[169]、ボーディングブリッジは設置されていない。このため、ターミナル前に駐機した航空機との旅客の行き来は徒歩とタラップで行われる。特に降機の際、「風で帽子やマフラーなどが飛ばされる可能性がある」という注意喚起がなされる。なお、雨天時にはターミナルと航空機の屋外移動時に傘の貸し出しが用意される。
第2ターミナルビルは関西空港2期島に立地し、エアロプラザ1階のバス乗り場から無料連絡バスで5分ほどかかる[170]。空港へのアクセスの際、公共交通機関で関西空港駅や第1ターミナルビルに到着するバスを利用する場合は、連絡バスの利用時間を加味する必要がある。またターミナル内の構造上、到着時は搭乗時に比して館内の通行に時間を要する。
同ターミナル供用前の2012年10月27日までは暫定的な措置として、国内線については搭乗手続き(チェックイン)をターミナルビル(現 第1ターミナルビル)内ではなく、鉄道駅にほど近い複合商業施設の「エアロプラザ」2階に設置された同社カウンターで行っていた。搭乗客はエアロプラザ2階でチェックイン(自動チェックイン機使用)、手荷物検査、保安検査などを行い、その後1階のランプバス乗り場からランプバス(南海バスの受託運行)で駐機場に向かった。また、到着時は駐機場からバスで移動するのは搭乗時と同様だが、エアロプラザではなくターミナルビル(現 第1ターミナルビル)の北側(ビルの外側)にある団体バス乗り場で下車し、受託手荷物の受け渡しも受取所のターンテーブルではなくここで荷物車から歩道に下ろして行なっていた。また、国際線の搭乗手続きは国内線とは違い、他社と同様にターミナルビル4階のカウンターで行われ、保安検査、出入国審査、検疫、税関検査も同じくターミナルビルで行われたが、搭乗は国内線と同様にランプバスで駐機場に向かっていた。なお、国際線についても国内線と同日をもって第2ターミナルビルに移転し、第1ターミナルビルでの取り扱いは終了している。
2016年10月5日以降は、国内線ターミナルビル1階の自社カウンターで、チェックイン、手荷物検査等を行なっている。 2016年10月4日までは、国内線第1ターミナルから発着していた。第1ターミナルには自社で扱える手荷物検査機器等を設置していなかったため、手荷物検査はANAカウンターで行っていた。手荷物預託の際はPeachカウンターで係員から預り証を受け取った後、Peachカウンターの真向かいにあるANAカウンターに利用者自身が荷札のついた荷物を持参した。
チェックインカウンターは、2019年3月18日より国内線ターミナルと国際線ターミナル間に増築された際内連結ターミナル内にあり、搭乗口もFSC他社と同一運用となっている。(但し国内線保安検査はCのみ利用可)
2012年10月18日より2019年3月17日までは、全日本空輸の貨物上屋を改装した「LCCターミナル」を[171]バニラエアと共に使用していた。同ターミナルへのアクセスは、国内線ターミナルからの無料連絡バスまたは指定レンタカー会社の送迎バスに限られ所要時間はおよそ5分から10分、航空機はターミナル前のスポットに駐機し、徒歩にて搭乗・降機していた。 なお、国際線は、2014年2月9日まではLCCターミナル内にCIQ設備がなかったため、国際線ターミナルからの発着となっていた。[172] 2019年3月17日の最終到着便をもってLCCターミナルは閉鎖された。
2012年の就航開始以来、国土交通省の認定する「重大インシデント」が3件発生している。
国土交通省より認可を受け、国内・国際定期運送事業を行っている航空運送事業者 | |
本邦国際航空運送事業者 | |
特定本邦航空運送事業者 (上記除く) | |
国内定期航空運送事業者 (上記除く) | |
過去の定期航空運送事業者 (2004年以降) | |
|
| ||
持株会社 | ||
航空運送 |
| |
空港地上支援 |
| |
航空機整備 |
| |
車両整備 |
| |
貨物・物流 | ||
商社 |
| |
IT |
| |
人材・ビジネスサポート |
| |
不動産・ビルメンテナンス |
| |
その他 |
| |
過去のグループ企業 (航空運送) |
| |
過去のグループ企業 | ||
前身企業 | ||
関係企業 |
| |
アライアンス、サービス他 | ||
関連項目 | ||
カテゴリ | ||
L:格安航空会社(LCC) |
学校 | |
---|---|
企業 | 日本航空 | 全日本空輸 | オリエンタルエアブリッジ | 日本トランスオーシャン航空 | 日本貨物航空 | 日本エアコミューター | 琉球エアーコミューター | エアージャパン | ジェイエア | AIRDO | ソラシドエア | 北海道エアシステム | 天草エアライン | アイベックスエアラインズ | ANAウイングス | スターフライヤー | フジドリームエアラインズ | Peach Aviation | バニラ・エア | ジェットスター・ジャパン | スプリング・ジャパン | スカイマーク | 本田航空 | 朝日航空 | 三菱重工業 | 三菱航空機 | ボーイング・ジャパン | エアバス | 三菱商事 |
法人 | 全日本航空事業連合会 | 航空輸送技術研究センター | 日本航空協会 | 日本女性航空協会 | 日本学生航空連盟 | 日本航空機操縦士協会 |