Navel | |
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ジャンル | 美少女ゲーム |
企業名 | 株式会社オメガビジョン |
審査 | ソフ倫 |
主要人物 |
アッチョリケ 西又葵 王雀孫 |
デビュー作 |
SHUFFLE! (2004年1月30日) |
最新作 |
Princess×Princess (2021年8月27日) |
公式サイト | Navel Official Website |
Lime / Lime vert | |
ジャンル | 美少女ゲーム |
デビュー作 |
ノストラダムスに聞いてみろ♪ (2008年2月29日) |
最新作 |
Royal Duty / Flush!! (2013年2月22日) |
公式サイト | LimeWebsite(2018年11月14日時点のアーカイブ) |
Navel(ネーブル)は、株式会社オメガビジョン(発足当初は有限会社)の美少女ゲームブランド。
2003年、『それは舞い散る桜のように』で成功を収めたBasiLの所属スタッフの大半が独立し設立。2006年3月には姉妹ブランドLime(ライム)を発足した。
有限会社バジルによるゲームブランドBasiLは2002年制作の『それは舞い散る桜のように』が大ヒットしたが、所属スタッフのほとんどが社長と対立し退社。BasiLの中心人物であった西又葵、アッチョリケらが、所属スタッフのほとんどや先に退社していた鈴平ひろらともに2003年2月に有限会社オメガビジョンを設立し、3月25日にNavelのオフィシャルウェブサイトを開設した。さらに3月29日発売の『マジキュープレミアム MARCH2003』にてブランド処女作『SHUFFLE!』の制作を発表した[1]。
2004年1月30日に発売された『SHUFFLE!』が、同年のGetchu.comセールスランキング第3位を記録するほど大ヒットし[2]、一躍人気ブランドの仲間入りをした。同作は翌年にアニメ化、またスピンオフ作品が続けて作られるなどの人気シリーズとなった。
2006年3月25日、メーカー公式サイトおよび同日発売の雑誌『PUSH!!』2006年5月号にて姉妹ブランドLime発足、及びブランド処女作『ノストラダムスに聞いてみろ♪』の制作を発表した[3]。
2009年1月30日、ブランド設立当初から企画されていた『俺たちに翼はない』が発売され、計6タイトルのコミック化やCDドラマ、テレビアニメ化などのメディア展開が広がった作品となった。
2012年4月21日、ブランド「Lime」から派生した新ブランド「Lime vert」(ライム ヴェール)を発足した[4]。過去のLime作品と比べ、「純愛・恋愛要素、Hシーンなどに重みをおいた作風」をコンセプトとし[5]、6月29日、第一弾として『×××な彼女が田舎生活を満喫するヒミツの方法』を発表した。
2012年10月26日に発売したNavel10周年記念作、『月に寄りそう乙女の作法』は女装・お嬢様学園ものとして人気を博し[6]、萌えゲーアワード2013大賞を受賞した[7]。
2013年11月30日、『SHUFFLE!』のデビューから10周年ということで、新ブランドNavel honeybellを立ち上げるとともに、処女作『空飛ぶ羊と真夏の花』の制作を発表し[8]、2014年4月25日に発売した。
2018年11月23日、新ブランドCitrusを立ち上げるとともに、処女作『黄昏のフォルクローレ』の制作を発表した。
登場人物の名前を固有名詞で縛ることが多く、ユーザーからも期待されているところがある[9]。前身であるBasiL時代の『それは舞い散る桜のように』ではヒロインの名前が新幹線、『SHUFFLE!』シリーズと『SPIRAL!!』では植物(エピソード2では石)、『俺たちに翼はない』シリーズでは主人公の名前が空港+一部キャラの名前が鳥、『月に寄りそう乙女の作法』『乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-』では金融機関、『月に寄りそう乙女の作法2』では商業施設といった具合である。アッチョリケはシリアスでも感情移入できないと嫌がっており、声優からも真面目なシーンでもやりにくいと言われている[9]。
エッチシーンにはギャグが入るため、ファンから叱りを受けることもあるが、ギャグはイチャラブの究極系と判断している[9]。
各キャラクターの名前は柑橘類に由来する。
※ライムガールズの名前は、公式サイトのインターネットの一般公募と一般投票で決定した。
情報番組『ねぶら』が2005年7月18日からランティスネットラジオ他で配信中。詳細は『ねぶら』の項参照。
Navelによるライブイベントであり、正式名称は「Navel Live in TOKYO かぶら」。主催は文化放送、協賛は角川書店、後援はランティス、企画制作がNavelである。Zepp Tokyoで開催された。「かぶら」は「角川書店」+「Navel」+「ランティス」より一字ずつ取っている。
またこのイベントは客席最前列中央を「プレミアムシート」と称し、グッズ等とセットで52,500円の価格が付けられたことも話題となった。
NACHTMUSIK(ナハトムジーク)はNavelのサウンドチームによる外部業務向けブランド。自社作品の音楽の他に『巫女さん細腕繁盛記』(すたじお緑茶,2004年)、『らぶドル 〜Lovely Idol〜』などを手がけている。代表はアッチョリケ。他のメンバーは内藤侑史、山田和裕(現:山田屋カズ)、coldhandで、いずれもBasiL時代からともに仕事をしている。
Navelブランド作品には必ず名前が入っていたが、アッチョリケ以外のメンバーがいずれも離れたことと、『ね〜PON?×らいPON!』以後には名前が入っていないこと、そしてNavel Official Website内にあったホームページが削除されていることから、2007年に解散したと思われる。