NGC 91 | ||
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SDSSのデータから作成したNGC 91周辺の画像。
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星座 | アンドロメダ座 | |
見かけの等級 (mv) | 14.4[1] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 00h 21m 51.6259810117s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | +22° 22′ 05.616896888″[2] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -2.236 ミリ秒/年[2] 赤緯: -3.143 ミリ秒/年[2] | |
年周視差 (π) | 0.4985 ± 0.0399ミリ秒[2] (誤差8%) | |
距離 | 6500 ± 500 光年[注 1] (2000 ± 200 パーセク[注 1]) | |
物理的性質 | ||
半径 | 2.12 +0.27 −0.23 R☉[2] | |
光度 | 4.345 ± 0.794 L☉[2] | |
表面温度 | 5,730 +330 −338 K[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
UCAC2 39602310, 2MASS J00215163+2222055[3] | ||
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NGC 91は、アンドロメダ座の恒星である。見かけの等級は14等で、銀河NGC 90の南およそ2分に位置する[3]。1866年にヘルマン・シュルツが発見した[1]。
ニュージェネラルカタログには、「とても暗く、とても小さく、13等星が南西にみえる」と記述されている[4]。しかし、この特徴はNGC 90と一致するもので、赤道座標も地球の歳差を補正すると、NGC 90の腕の辺りに来る[1]。NGC 90との座標の差も、別の天体を指すものとはみえない。NGC 91は「ロス卿」ウィリアム・パーソンズの助手R・ミッチェルが発見し、ハインリヒ・ダレストも観測している、とされたが、彼らはいずれもNGC 90をNGC 91として観測していたものと考えられ、一方シュルツがNGC 90、NGC 93と共に観測した位置には恒星が実在し、これがNGC 91とみなされている。他に、ギヨーム・ビゴルダンもこの恒星を観測している[5]。