『Cat Shit One』(キャットシットワン)は、小林源文の漫画作品(フィクション)。ソフトバンククリエイティブ社にて1998年から現在通算9巻が発行されている。日本の他、アメリカ (ADV Manga) 、スペイン (Glénat) 、ポーランド (Waneko) からも翻訳版が発売されている。
ベトナム戦争での、アメリカ軍の特殊部隊偵察チームに所属するパッキー、ラッツ、ボタスキー、チコの戦いを描く。彼らのコードネームは「キャット・シット・ワン」(猫の糞1号)。
続編の『Cat Shit One'80』ではカンボジア内戦の大量虐殺証拠確認のためにチームを再結成して戦いの舞台を1980年代の東西冷戦下へと移し、『Cat Shit One JP』ではパッキーの息子ジョナサンの視点で湾岸戦争を描く。
『Cat Shit One』では、登場キャラクターは全て人間以外の動物で表現されている。動物の種類はキャラクターの出身国によって分かれている。
フル3DCG映画「CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-」が、3DCG制作会社のアニマによって制作され、劇場公開に先駆けて2010年7月17日から同年9月20日までYouTubeで無料公開されていた[3]。無料公開版では、流血表現は削除されている。
舞台は中東某国。テロ組織に誘拐されたアメリカの民間軍事会社「キャロットミリタリーサービス(略称CMS)」の社員3名を発見した、同社特殊部隊員「Cat Shit One」のパッキーとボタスキーは、人質の1人が殺されたのを見て援軍を待たずに2人だけで救助作戦を開始する。
この映画版ではラッツとチコは登場していないが、同時系列で別任務を遂行しているストーリーが『Cat Shit One '80』の単行本第3巻に収録されている。