Automotive Grade Linux(オートモーティブグレードリナックス、AGL)は、コネクテッドカー向けのオープンプラットフォームを開発する Linux Foundation傘下のプロジェクトである。

概要

IVI(車載インフォテインメント)だけでなく、ヘッドアップディスプレイテレマティクス、ADAS(先進運転支援システム)、自動走行など、自動車用プラットフォームを対象にしている。

プロジェクトのメンバーは90社以上で、プラチナメンバーはトヨタ自動車デンソーマツダパナソニックルネサスエレクトロニクススズキである。[1]

Automotive Grade Linux Unified Code Base(AGL UCB)

Yocto ProjectをベースとしたLinuxベースディストリビューションである。GENIVI Alliance英語版で策定していたMeta-IVIやTizen IVIが「統合」されていることから、Unified Codeという名称がついている。2016年12月にAGL UCB 3.0 を発表した。 [2] CES2018ではAGL UCB5.0を発表、Amazon社もメンバーに加わった。

普及状況

一般車種としては、トヨタ自動車が2018年型トヨタカムリから採用することを表明。[3]2018年1月には、今後トヨタが発売する全車種への採用を表明している。 [4]

脚注

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出典

  1. ^ Automotive Grade Linuxに「スバル」「三菱自動車」「マツダ」「フォード」が参画 Car Watch、2016年1月5日。
  2. ^ 車載器プラットフォームの標準化Automotive Grade Linuxの動向 NTT Data、2016年10月27日。
  3. ^ トヨタが米国カムリ、レクサスで、Automotive Grade Linuxを採用 atmarkIT、2017年5月31日。
  4. ^ トヨタ自動車が車載Linux「AGL」を車載情報機器に全面採用、「他社も続く」 atmarkIT、2018年1月12日。

外部リンク