Apache POI
開発元 Apacheソフトウェア財団
最新版
5.2.4 / 2023年9月28日 (7か月前) (2023-09-28)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
種別 API
ライセンス Apache License 2.0
公式サイト https://poi.apache.org/
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Apache POI(アパッチ・ポイまたはピーオーアイ)はApacheソフトウェア財団のプロジェクトで、WordExcelといったMicrosoft Office形式のファイルを読み書きできる100% Javaライブラリとして提供されている。

名称の由来

POIという名称は、Microsoft Officeのファイル形式リバースエンジニアリングした際、その形式が意図的に、しかも中途半端に分かりにくくされていたため、皮肉を込めて "Poor Obfuscation Implementation" (質の悪い難読な実装) と呼んだものの頭字語に端を発している。このようにユーモラスな正式名称を当てはめる方法はかつていろいろなサブプロジェクトに見られたが、ユーモアを不適切と捉えるビジネス界への進出を意識し、公式ウェブページからは削除されている。もうひとつの由来は、ハワイの珍味Poiから来た。ハワイ人がこれを食べ続けると巨人になるとも言われている。

Office Open XMLのサポート

バージョン3.5からISO/IEC 29500 Office Open XML形式のファイルに対応している。 OOXMLへの対応は、Sourcesenseが貢献している[2]。 Sourcesenseは、前記の貢献をするためのマイクロソフトから委託を受けたオープンソース企業である[3]。 この関係は論争を促し、一部のPOI参加者は、マイクロソフトOpen Specification Promiseに関するPOI OOXMLの特許保護を問う者もいる。

サブコンポーネント

Apache POIプロジェクトは、次のようなサブコンポーネントから成る。

POIライブラリは、Rubyの拡張としても提供されている。

サブプロジェクト

XMLBeans
JavaとXMLデータバインディングとの変換を行うフレームワーク。。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ History of Changes - Apache POI”. 2023年11月20日閲覧。
  2. ^ SourceSense, http://www.sourcesense.com/ 
  3. ^ Microsoft Eyes Open Source Components for Office 2007”. Information Week (2008年3月26日). 2009年3月1日閲覧。

関連項目

外部リンク