a-ha | |
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スペイン・マドリード公演(2010年) | |
基本情報 | |
出身地 |
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ジャンル | |
活動期間 |
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レーベル | |
公式サイト | a-ha Official Website |
メンバー |
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a-ha(アーハ[5]、ノルウェー語発音: [ɑˈhɑː])は、1982年にノルウェー出身のモートン・ハルケット、ポール・ワークター=サヴォイ、マグネ・フルホルメンの3人により結成されたシンセポップバンド。デビュー曲の「テイク・オン・ミー」が革新的なMVと共に話題になったことで世界的な人気を呼び、ノルウェーのアーティストとして初のビルボード1位を獲得した。
名前 | 生年月日 | 担当 |
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1959年9月14日(64歳) | |
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1961年9月6日(62歳) |
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1962年11月1日(61歳) |
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幼なじみであったポール・ワークター=サヴォイ(ギター)とマグネ・フルホルメン(キーボード、ギター)が設立しボーカルとしてモートン・ハルケットが加入したことで1982年にa-haを結成。
1983年にイギリスへ渡る。当時、EMIでマネージメントビジネスを手掛けていた、テリー・スレイターと出会い、テリーとジョン・ラトクリフによって設立された、T.J.マネージメントの第1号アーティストとして契約を結ぶと共に、ワーナー・ブラザーズと契約を結ぶ。
1984年に「テイク・オン・ミー」でデビューするものの、国際的なマーケットでは注目されなかったが、翌1985年に、アラン・ターニーによってリアレンジされたヴァージョンがリリースされ、イントロのフレーズとモートンのファルセットが印象的なこの曲は、ロトスコープによるスケッチ風アニメと実写とを巧みに合成した当時としては斬新なミュージックビデオの効果も手伝って、全世界的なヒットとなり、全米1位・全英2位のヒットを記録する。ビルボードでは、1985年10月19日に週間ランキング第1位、年間ランキングでは第17位を獲得した。
その後、アメリカやアジアではヒットが続かなかったが、イギリスでは、シングル「シャイン・オン・T.V.」が1位となったのをはじめ、1987年には映画『007/リビング・デイライツ』の主題歌となった「リビング・デイライツ」をペット・ショップ・ボーイズに代わり担当するなど、1980年代後期を代表する人気バンドとなった。ヨーロッパ各国や南米などでの人気も高く、1991年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されたロック・イン・リオ2では、ジョージ・マイケルやガンズ・アンド・ローゼズといった英米のアーティストを遥かにしのぐ19万5000人の観客を動員。この記録は「the largest paying audience」として、一時ギネスブックにも掲載された。
1994年にはリレハンメルパラリンピックのテーマ曲を提供するが、ワールドツアー後、3人はそれぞれソロ活動に専念する。ポールは妻ローレン・サヴォイやフロード・アンランドと組んだSavoyとして、モートンはソロシンガーとして活動、それぞれノルウェーでナンバー1ヒットを記録している。マグネはKjetil BjerkestrandとTimbersoundというユニットを組み、ノルウェー映画やTVドラマのサウンドトラック制作を手がける一方、画家・彫刻家としての地位を築いている。
1998年にノーベル平和賞記念コンサートを機にバンドとしての活動を再開。2000年に発売されたアルバム『遥かなる空と大地』はドイツを中心とするヨーロッパ各国でプラチナ・アルバムを獲得する大ヒットとなった。2006年1月には、シングル「アナログ」が18年ぶりに全英チャートにトップ10入りしている。
2006年11月に、イギリスの音楽雑誌『Q』が主催するQアワードで「Q Inspiration Award」を受賞している。
2009年6月に発売された通算9枚目のアルバム『フット・オブ・ザ・マウンテン』でバンドのルーツである80年代シンセサウンドを復活させている。先行発売されたドイツではアルバムチャート1位、母国ノルウェーでは2位を記録。7月末に発売されたイギリスでは、8月2日発表の同月8日付け全英アルバムチャートで初登場5位を記録。1988年に2位を記録したアルバム『ステイ・オン・ディーズ・ロード』以来21年ぶり4枚目の全英トップ10ヒットとなった。アルバムタイトルでもあるシングル曲「フット・オブ・ザ・マウンテン」は、2009年8月にベルリンで開催される世界陸上競技選手権大会(世界陸上)の公式テーマ曲に選出された。
2009年10月、2010年のツアーを最後に解散することを発表した[6]。
2010年8月7日・8日にはサマーソニックに出演した。そして12月4日に行われたノルウェー・オスロスペクトラムでのライブを最後に、バンド活動に終止符を打った。
2012年11月6日、ノルウェー王国聖オーラヴ勲章第1級騎士を授与された[7]。
2015年9月、30周年を記念してロック・イン・リオ6で再結成パフォーマンスを行うと発表した。同年9月4日、6年ぶり10枚目のニューアルバム『キャスト・イン・スティール』をリリース。2009年に発売された9枚目のアルバム『フット・オブ・ザ・マウンテン』以来6年ぶり5枚目の全英アルバムチャートトップ10ヒットとなった。2016年にイギリス、ドイツ他でツアーが行われた[8]。
2017年9月8日、MTVアンプラグドin Giskeで新曲2曲(This Is Our Home・A Break In The Clouds)を披露した。ゲストにAlison Moyet(元ヤズー)、イアン・マッカロク(エコー&ザ・バニーメン)、Lissie, Ingrid Helene Håvik(ノルウェイのインディ・バンドHighasakiteのリード・ヴォーカル)が参加。DVD、ブルーレイ化されている。
9月17日、2018年春夏ロンドンコレクションでエンポリオ・アルマーニのショー後に行われたアフターパーティでLiveが行われた。
2018年夏、前座にOMD、Tom Bailey(トンプソン・ツインズ)をゲストに迎え、エレクトリック・ツアーを行うとSNS上で発表した。
2022年5月20日、80年代から90年代、解散と再結成を経て現在に至る彼らの姿を描き出すドキュメンタリー映画『a-ha THE MOVIE』が公開された。
2022年10月21日、前作『キャスト・イン・スティール』から7年ぶりにソニーミュージック移籍第一弾である11枚目のニューアルバム『トゥルー・ノース』がリリースされ、7月8日に先行シングル「アイム・イン」が配信された。
※いずれも、日本限定リリース
a-ha THE MOVIE | |
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A-HA:THE MOVIE | |
監督 | Thomas Robsahm |
製作 | Yngve Sæther & Thomas Robsahm, Tore Buvarp, Matthias Greving & Clementina Hegewich |
製作総指揮 | Yngve Sæther & Thomas Robsahm |
出演者 |
モートン・ハルケット ポール・ワークター=サヴォイ マグネ・フルホルメン |
撮影 | Aslaug Holm |
編集 | Hilde Bjørnstad |
配給 | Euforia、クロックスワークス |
公開 |
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上映時間 | 112分 |
製作国 | ノルウェー・ドイツ |
言語 | ノルウェー語・英語・ドイツ語 |
2021年にノルウェーとドイツの合作でドキュメンタリー映画『A-HA:THE MOVIE』が公開。日本でもクロック・ワークス配給により2022年5月20日より限定公開。日本語字幕:大嶋えいじ。字幕監修:勝山かほる。