この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?"2027II" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2020年1月)

2027II』(にいまるにいななセカンド)とはJPSが開発した5号機パチスロである。正式名称は「2027II -すべてはここから-」、保安通信協会(保通協)における型式名は「ニーマルニーナナセカンド」。2009年8月下旬から各地のホールに導入された。同社の2027シリーズとしては『2027X』に次ぐ第3作目、ストーリー自体は2027(第1作目)の続編にあたる。

キャッチフレーズは「物語を解き明かすまで止められない…新カテゴリー“劇場型スロット”、ここに誕生!!」

概要

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ボーナスではなくART「バトルモード(BM)」でメダルを増やす仕様である。BM中に展開されるメーカーオリジナルのアニメストーリーが最大のウリ。BM最大継続率は前作同様95%でストックはなし。BM中の純増枚数は前作の1.8枚/Gから(ボーナスを含めて)2枚/Gに増加した。ただBMは前作のTYPE-F形式(ボーナス"当選"後のRTを利用したART)ではなく、ボーナス"終了"後に突入する仕様に変化。またBMのゲーム数管理も前作は基本20G/1セット固定だったのに対し、今作はボーナス当選まで継続する無限BMとなった。3択押し順ベル(10枚役)を採用し、通常時・BM中の目押しの労力を限りなく除去、スロット初心者にもやさしい仕様となった。ゲーム性としては山佐のパチスロ「パチスロ機動戦士ガンダムIII 〜めぐりあい宇宙編〜」に近い。

ボーナス確率は合算で約1/65、コイン持ちも程よく5号機の中ではトップクラスの甘さを誇る。だが前作に比べBM継続率の最低値が33%まで下がり、BM準備中(海面ステージ)でもBM転落抽選を行っているなど、BM突入率は2027や2027Xに比べ低く設定されている。

ストーリー紹介

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あらすじ

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本作は「2027」で登場する潜水艦「センチュリオン」の姉妹艦である「エクセリオン」が舞台である。2007年7月7日「エクセリオン」は処女航海に出た「センチュリオン」の航行データの収集任務に極秘であたっていたが、その最中「センチュリオン」が突如として消失。これと同時期にテロ組織が全世界に対し宣戦を布告し、「エクセリオン」クルーは対応に苦慮する…。

年号&エピソード一覧表

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※各年号エピソードの後半がレア扱い。

登場人物紹介

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※この項目では、2027Ⅱから登場するキャラクターを主に紹介しています。前作の登場人物に関しては、こちらを参照してください。

エクセリオン

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今作の主たる舞台となる原子力潜水艦。乗組員は120名。前作に登場した「センチュリオン」の姉妹艦。そのため、兵装及び航行性能はセンチュリオンのそれに非常に近い。原子力潜水艦が日本に初めて配備されるにあたり、その乗組員育成のため派遣された。センチュリオン完成後は、対テロリストの主戦力艦として駆り出されるが、2007年10月 健闘むなしくテロリストの旗艦「ブラッグドラグーン」に撃沈される。

クリス・バランタイン
今作の主人公で、原子力潜水艦「エクセリオン」の女性艦長。海軍史上、最も若くして艦長に上り詰めた凄腕の持ち主。金色長髪の麗しい容貌だが、戦闘中の彼女はその美貌からは想像もつかない程の情熱家。戦術も非常に豪快であり、男性顔負けな作戦をとることも。独り言が多いのが癖。原子力潜水艦「センチュリオン」の鳴海恵介とは、士官学校時代の後輩に当たる。
アンジェラ・レイモンド
エクセリオンのソナー担当。強気で男勝りな性格だが、ソナーとしては非常に有能。鳴海姉妹と模擬戦をするまではエミリーとのコンビで、軍内で無敗を誇っていた。実家はパン屋。
エミリー・カートン
同じくソナー担当。無口・無表情・冷静と、アンジェラとは正反対の性格だがソナーの腕はかなりのもの。趣味は読書で歩き読みも器用にこなす。なお父親も軍人であったが、先の戦闘で既に他界している。
アラン・ウィーバー
エクセリオンの操縦兼、データ算出担当。冷静で物静かな性格。計算が非常に早く、皆から頼りにされている。
メリッサ・グラカートン
操縦補佐役。情熱家ですぐカッとなる性格。乱暴者だが根はやさしい。
アリス・ローマン
エクセリオン配属の女性医師。小柄な身体にそぐわないダボダボな白衣と、ぐるぐる眼鏡を身につけている。好奇心旺盛で、よく持ち場を離れいろんな場所に出没し、己の知識欲を満たそうとするが、それが裏目に出ることもしばしば。
マイク・ウィルソン ― アレックス・ライアン
魚雷室の室長、及び部下。
アルフレッド・リックマン ― エイド・リンスキー
機関室の室長、及び部下。

テロリスト

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世界転覆を目論む謎の組織。構成人数や所在地等は一切不明。2007年8月、突如として世界に向けて宣戦布告。テロ行為を開始した。

ダグラス・M・ラインハルト
一連のテロ事件の首謀者であり、超巨大潜水艦「ブラックドラグーン」艦長でもある。再生の箱舟「ノア」と呼ばれる謎の巨大物体を用いて、世界再生を成し遂げようと目論む。何故か前作に登場した東郷艦長と顔が全く同じ。
ゲイル - アイリーン
ブラックドラグーンのソナーを担当する男女。フェイスチャットでは何がしか意味深な発言をすることが多いが、本編では特に活躍するシーンが無い謎の二人組。
クレイン・M・ラインハルト
ダグラスの実の息子で、潜水艦「ホワイトドラグーン」の艦長。別名「陶酔の貴公子」。かなりのナルシストでイケメンかつ女性好きという、絵に描いたようなリア充。戦闘中は何故か顔を仮面で隠す。地形の利を活かしたトラップ戦法を得意とし、クリスたちを大いに苦しめる。が、クラウス(幼少期)に横やりを入れられ、あっさり撃沈される。
シエル - パール
ホワイトドラグーンのソナーを担当する女性二人組。クレインにかなり陶酔している。
アルファ
ホワイトドラグーンの護衛艦艦長を務める女性。本編ではエクセリオンとの対決中にクラウスに操られ、ホワイトドラグーンに追突→クレインの罠にかかり爆発、死亡。
ボーガン・グラハム
潜水艦「ブルードラグーン」の艦長。かなり筋骨隆々であり、テロリスト所属以前は相当腕の立つ傭兵だったとか。同型艦「レッドドラグーン」の艦長であるティーナにぞっこんだが、ティーナからは全くと言っていいほど相手にされていない。
マクソン - デイモン
ブルードラグーンのソナー担当。ボーガンのティーナ好きに、かなり呆れている様子。
ティーナ・マーティン
潜水艦「レッドドラグーン」の女性艦長。ボーガンとコンビを組み、同型艦の強みをいかんなく発揮してクリスたちに襲いかかる。感情の起伏が激しくSっぽい雰囲気を持つが、潜水艦内にソファーとぬいぐるみを設置する乙女チックな一面もある。
ダックス - ベイブ
レッドドラグーンのソナー担当。
イメルダ・バーキン
テロリストの一人で、潜水艦「イエロードラグーン」の女性艦長。元はクリスたちと同じ軍の人間であったが、模擬戦でクリスに負けた事を根に持ち、テロリストへ転向した。潜水艦乗りとしての腕はかなりのものだが、クリスに異常なまでの執着心を持ち、彼女の事となると周りが全く見えなくなる。本編ではその悪癖がたたってエクセリオンとの対決中、突如現れたセンチュリオンにあっさり撃沈される。
ラミア - カミラ
イエロードラグーンのソナー担当。

クラウス研究所

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太平洋上のとある島に建てられた謎の施設。超能力やクローン技術を専門とした研究所と思われるが、詳細は明らかにされていない。

クラウス・M・ローゼンバーグ(幼少期)
前作にも登場したクラウスの幼少期時代。前作でもあった特定人物を意のままに操る能力の他に、今作では【遠視】能力を披露。テロリストの影の支配者であり、ダグラスをテロ行為にそそのかした人物。
マスター(幼少期)
クラウスのクローン(複製)人間。今作ではエンディングのみでの登場。
マリア & クレア(幼少期)
クラウスに仕える謎の女二人組。特定の物と【同調(シンクロ)】し、意のままに操る能力の他、クラウスと同じ【遠視】能力を持つ。
アートマン
クラウス研究所にいた人物。【未来予知】能力の他に、特定の物体を未来or過去へ飛ばす能力を持つ。センチュリオンを未来に飛ばした後、クラウスにその能力を危惧され、殺害された(本編では描かれていない)。
オスカー・ガンダウルフ
クラウス研究所の職員の一人。前作では、ベースの長老として登場。アートマンと親睦があり、彼の残したメモから今後地球に降りかかる大災厄を知り、何とかしようと複数の軍関係者と接触を図る。

通常時のモード

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高確率モード
低確率モード
潜航モード
超(スーパー)潜航モード
海面(BMorRT潜伏ゾーン)
追跡モード(黄色)
追跡モード(緑or赤)
RT

押し順10枚役(スクリュー)について

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ボーナス

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前作同様、ボーナスはチャンスリプレイ(緑色)との重複抽選がメイン。割合は少ないが単独当選もある。前作まではレギュラーボーナスのみだったが、今作からはビッグボーナス(赤7揃い)を搭載。ボーナスでの獲得枚数に期待が持てる仕様となった。

ビッグボーナス(赤7揃い)

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レギュラーボーナス(赤7,赤7,BAR揃い)

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ボーナス確率

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※解析値

設定 BIG確率 REG確率 合成確率
1 1/2730.67 1/67.70 1/66.06
2 1/2730.67 1/67.42 1/65.80
3 1/2340.57 1/67.42 1/65.54
4 1/2340.57 1/66.87 1/65.02
5 1/2048.00 1/66.87 1/64.76
6 1/2048.00 1/66.60 1/64.50

バトルモード(BM)

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BMは押し順で小役を獲得するART。ART性能は純増2枚/1G(ボーナス含む)、ナビに従えば次回ボーナス成立まで必ず継続。前作同様、BM継続中は液晶画面上でオリジナルアニメが流れ続け、一定ゲーム数を超えるとエンディングをみることが出来る。

なお、今作のBM終了契機は「継続抽選に外れる」のみであり、押しミスによるART強制終了は排除された。ただし、リプレイ押し順をミスするとATへ降格となる。

BM詳細

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BM当選契機
BM突入契機
BM継続率について
BM中のナビ
演出について

2027IINEO

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2010年4月に導入された、2027IIのマイナーチェンジ版。

2027IIとの相違点

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ボーナス確率の変更

ボーナス確率が低下した。ただBMは次回ボーナスまで継続するため、結果的にBMの継続ゲーム数が伸びる傾向にある。

ART関連の調整

BMの初当たり確率がアップしBMに突入しやすくなった他、ビッグボーナス当選時にはBM3セット以上が確定する。その一方で、BM中の出玉増加が若干抑えられた。

プレミアの出現率増加

プレミア演出の出現率が約10倍、フリーズ演出の出現率が約5倍にアップした。

BM演出関係

BM初当たり時に「前回のBMの続きから演出を見る」モードを選択できるようになり、長い連チャンがなくともストーリーを最後まで見られるようになった。

ボーナス確率

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※解析値

設定 BIG確率 REG確率 合成確率
1 1/2978.9 1/103.0 1/99.6
2 1/2978.9 1/102.1 1/98.7
3 1/2621.4 1/101.1 1/97.4
4 1/2621.4 1/100.2 1/98.5
5 1/2259.9 1/99.3 1/95.1
6 1/2259.9 1/98.4 1/94.3

関連項目

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外部リンク

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