maxell PRESENTS RHYTHM RED TMN TOUR とは、日本音楽ユニットTMN1990年から1991年に行ったツアーである。

概要

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TM NETWORKからTMNにリニューアル後の初のツアーである。テーマは「終末への疾走」。リニューアル前とは想像もつかないロックテイストあふれる激しいステージでFANKSを驚かせた。また、舞台上で大縄跳びや、サッカーボールを蹴るなどメンバーの自由な行動も特徴。この様子はDVD「WORLD'S END Rhythm Red Live WORLD'S END II 」で見ることができる。

ミュージックシーケンサーは極力使わず生演奏を主体とし、即興演奏が普段より多い[1]

シンクラヴィアを6台用意して繋げて、スタジオで制作した音色を再現した。情報処理データ転送のスピードを保つためにシンクラヴィアを18℃以下に冷却しなければならず、別室に専用の冷房室が用意された[2]

アルバムと同様ロック色を打ち出すため当初、ベーシストとして浅田孟の起用が予定されていたが、諸事情により断念。代わりに小室の「通常のエレクトリックベースではなく、シンセベースにする」という方針転換・小室直々の推薦により当時YAMAHAのスタッフに過ぎず、バンド・ライヴ経験のない浅倉大介がシンセベーシストとして参加、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせた[3]。浅倉は往年のロックバンドの形態の様にアレンジをどんどん変える時にいちいち打ち込むのではなく、シンセベースの音の即興の生演奏を要求された。浅倉は「とにかくスピード感があった」と振り返っている[4]

日程

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全国15都市40公演

1990年

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1991年

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セットリスト

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曲目、曲順は会場によって変更あり

  1. 69/99
  2. GET A WAY
  3. TOMORROW MADE NEW
  4. REASONLESS
  5. RHYTHM RED BEAT BLACK
  6. COME ON EVERYBODY
  7. KISS YOU
  8. WORLD'S END
  9. SECRET RHYTHM
  10. Thrill Mad Natural
  11. TIME TO COUNT DOWN
  12. BE TOGETHER
  13. BURNIN' STREET
  14. ALL-RIGHT ALL-NIGHT
  15. GET WILD
  16. LOOKING AT YOU
  17. TENDER IS THE NIGHT
  18. GOOD MORNING YESTERDAY
  19. THE POINT OF LOVERS’ NIGHT
  20. (一部公演) RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 2.0)
  21. (一部公演) DREAMS OF CHRISTMAS

サポートメンバー

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ダンサー

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脚注

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  1. ^ ダイヤモンド社刊『FM STATION』1990年12月23日号14P-15Pより。
  2. ^ 立東社刊『KB special』1990年11月号19Pより。
  3. ^ メディアファクトリー刊「まっすぐ進む 夢へのヒント54」117Pより。
  4. ^ シンコーミュージック・エンタテイメント刊『B-PASS ALL AREA』Vol.6 65Pより。