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開発元 | セルシス |
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初版 | 1.0.0 / 2012年5月31日 |
最新版 |
2.0
/ 2023年3月14日 |
対応OS | Windows, macOS, iOS, iPadOS, Android, ChromeOS |
プラットフォーム | x64, ARMv8 |
対応言語 | 7言語 |
種別 | ペイントソフト |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | clipstudio.net |
CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)は、ComicStudioやIllustStudioなどで知られるセルシスによって開発されたプロプライエタリなペイントソフト、漫画原稿制作ソフト。CLIP STUDIOファミリーの一つ。略称は公式は最初「CSP」と呼んでいたが途中から「クリスタ」と呼ぶようになった。しかしCLIP STUDIOおよびACTION、COORDINATE、MODELERと区別するためユーザー間では「クリペ」と呼ばれる場合もある。
2011年5月19日に実験的なペイントソフトであるCLIP PAINT Labが無償公開されそれを元に、2012年5月31日よりCLIP STUDIO PAINT PROとして発売された。上位バージョンとして、漫画向けの機能を強化したCLIP STUDIO PAINT EXが2013年2月1日に発売された。ダウンロード版とパッケージ版、月額500円/1,000円のバリュー版が販売されている。ComicStudioとIllustStudioの事実上の後継ソフト。
北米およびヨーロッパではCLIP STUDIO PAINT PROをManga Studio 5、CLIP STUDIO PAINT EXをManga Studio EX5の名でSmith Micro Softwareから発売されていたが、2016年3月以降はCLIP STUDIO PAINTにすべて製品名が統一された。
2017年11月8日にCLIP STUDIO PAINT EX for iPadがリリースされた[1]。
2018年4月26日にCLIP STUDIO PAINT PRO for iPadがリリースされた[2]。
2019年12月5日にCLIP STUDIO PAINT for iPhoneがリリースされた[3]。
2020年12月10日にCLIP STUDIO PAINT for Androidがリリースされた[4]。
2023年3月14日にメジャーバージョンアップの2.0がリリース。2.0以降のアップデートはサブスクリプションサービスへの加入(永続版はアップデート対応パック購入)が必要となる。
2024年3月14日にバージョン3.0がリリース。
新開発の描画エンジン[注釈 1]を搭載しておりペンタブレットでの滑らかな描き心地を実現している。Windowsに加え、macOS、iPad、iPad Proにも対応している。また、2019年12月5日にはiPhone版がリリースされた。3DCGのキャラクターや背景を配置し作画の参考にすることができる。ComicStudioやIllustStudioは32ビットだったためメモリに2GBの制限があり、高解像度画像や多レイヤー画像などの作業に難があったが、CLIP STUDIO PAINTは64ビットOSにネイティブ対応したため、メモリ制限を気にせず作業ができる[6]。またマルチコアCPUにも対応している。
iOS、Androidアプリのアイビスペイント(ibisPaint)との連帯機能を搭載している。アイビスペイントで作成したイラストをCLIP STUDIO PAINTで開くことが出来る[7]。
PSD形式の入力と出力に対応しているためAdobe Photoshopとの連携も可能。
リリース日時 | バージョン番号 | 主な更新内容 |
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2012年6月14日 | Ver.1.0.1 | |
2012年7月26日 | Ver.1.0.3 | |
2012年9月28日 | Ver.1.1.0 | |
2012年10月12日 | Ver.1.1.1 | |
2012年12月20日 | Ver.1.2.0 | |
2013年4月13日 | Ver.1.2.3 | |
2013年8月7日 | Ver.1.2.7 | 3Dレイヤーに漫画的なパースを簡単に表現できる「マンガパース」機能搭載。 |
2013年10月17日 | Ver.1.2.8 | |
2013年12月4日 | Ver.1.3.0 | レイヤーのLT変換搭載。 |
2013年12月20日 | Ver.1.3.1 | |
2014年2月27日 | Ver.1.3.2 | グラデーションマップ搭載。 |
2014年4月10日 | Ver.1.3.3 | |
2014年6月19日 | Ver.1.3.4 | ストーリーエディタ搭載。 |
2014年6月26日 | Ver.1.3.5 | |
2014年7月30日 | Ver.1.3.6 | |
2014年9月11日 | Ver.1.3.9 | Kindleフォーマット出力機能の搭載。 |
2014年11月20日 | Ver.1.4.0 | 電子書籍用フォーマット、EPUB形式での出力対応。
「CLIP STUDIO PAINT用PDF入出力プラグイン」によるPDFの読み込み、書き出しに対応。 |
2015年2月26日 | Ver.1.4.1 | コンビニプリント対応 |
2015年6月30日 | Ver.1.4.2 | 3DLT変換のレンダリング品質向上。
テキスト描画品質の向上。 クラウドバックアップ搭載。 |
2015年10月27日 | Ver.1.5.0 | アニメーション制作が可能となった。 |
2015年11月12日 | Ver.1.5.1 | |
2015年12月16日 | Ver.1.5.2 | |
2016年1月20日 | Ver.1.5.3 | |
2016年2月17日 | Ver.1.5.4 | |
2016年4月20日 | Ver.1.5.5 | 合成モードが従来の17種から29種へ増加。
Windows XP、Vista、Mac OS X 10.6、10.7、10.8の動作保証が終了。[12] |
2016年5月25日 | Ver.1.5.6 | Retinaディスプレイ対応(Mac OS X版) |
2016年7月28日 | Ver.1.6.0 | 3Dレイヤーの改善。 |
2016年7月29日 | Ver.1.6.1 | Mac版のみのリリース |
2016年8月18日 | Ver.1.6.2 | |
2016年10月27日 | Ver.1.6.3 | ページファイル名の自動付け直し機能搭載【EX】
「アニメーション書き出し」でAPNG形式の出力対応 |
2017年2月28日 | Ver.1.6.4 | アニメーション書き出しにOpenToonzシーンファイルを追加【EX】
ダイアログやパレットから、色を設定する方法を改善した。 macOS Sierraに正式対応した。 |
2017年6月15日 | Ver.1.6.6 | Surfaceペン、Surface Dialに対応。
ワークスペースを素材として登録可能に。 四面図パレットの追加【EX】 |
2017年9月7日 | Ver.1.6.7 | アプリケーションが全言語共通化された。
製本3Dプレビューが新しくなった。 |
2017年10月12日 | Ver.1.6.8 | Win版のみリリース |
2017年12月13日 | Ver.1.7.1 | 2017年12月末に販売開始予定のCLIP STUDIO TABMATEに対応。 |
2017年12月15日 | Ver.1.7.2 | |
2018年1月25日 | Ver.1.7.3 | |
2018年4月26日 | Ver.1.7.4 | パレットドックの表示方法を選択できるように
3Dデッサン人形の機能が一新された 初期設定のツールを追加できるように。 |
2018年7月5日 | Ver.1.7.8 | CLIP STUDIO TABMATEの[ツールの変更]が、ツールの一時切り替え(ツールシフト)に対応
iPad版ではじめてペンを使用するときに、指でキャンバスを操作しながら、ペンで描画できるように |
2018年8月30日 | Ver.1.8.0 | 手のポーズだけを登録できるように
3Dレイヤーの操作性が向上 |
2018年9月20日 | Ver.1.8.2 | |
2018年11月29日 | Ver.1.8.4 | アニメーション機能が大幅にアップデート
キャンバスに作成できるレイヤーの枚数が10,000まで増加 先行プレビュー機能として、自動彩色機能やトーン消去.分離が追加 |
2018年12月13日 | Ver.1.8.5 | |
2019年2月28日 | Ver.1.8.6 | 初期収録されている描画系ツールに新しく12点のブラシが追加
先行プレビュー機能として、ポーズスキャナー機能が追加 起動時に筆圧調整を行うダイアログが表示されるように |
2019年3月2日 | Ver.1.8.7 | |
2019年3月5日 | Ver.1.8.8 | |
2019年4月10日 | Ver.1.9.0 | |
2019年7月17日 | Ver.1.9.1 | テキストの変形機能を追加/変形機能の操作性が向上/講談社への入稿に使用できる公認プリセットを追加
起動時にイントロダクションを表示等の機能改善,向上 |
2019年7月17日 | Ver.1.9.2 | |
2019年7月24日 | Ver.1.9.3 | |
2019年9月26日 | Ver.1.9.4 | フィルター効果に[イラスト調]を追加
mac版がSidecarに対応 |
2019年12月5日 | Ver.1.9.5 | ユーザーインタフェースを大幅にリニューアル
iPad版はファイル Appからの読み込み、保存、サムネイル等の表示に対応 |
2019年12月19日 | Ver.1.9.7 | |
2020年4月9日 | Ver.1.9.9 | クリップボードにコピーした内容を[キャンバス]ウィンドウの中心へ貼り付け可能に
ベジェ曲線などの編集がしやすく改善 |
2020年4月16日 | Ver.1.9.10 | |
2020年4月28日 | Ver.1.9.11 | |
2023年3月 | Ver.2.0 | [13] |